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宮下遊「紡ぎの樹」感想&レビュー

 

 

ニコニコ動画にて長年人気である歌い手、宮下遊がリリースした1stメジャーアルバム。

彼の音楽をもう5,6年は聞き続けているもののCDは1枚も買ったことが無かったため、今作を購入した。

CDのイラストも宮下遊本人の描き下ろし、さらに特典として栞も付属している。

曲も書けて、歌えて、絵も描ける彼には米津玄師(ハチ)やトーマのような才能があると個人的に思っています。

 

 

紡ぎの樹

紡ぎの樹

 

 

 

宮下遊「紡ぎの樹」

 独自の表現、独自の世界感を確立、動画共有サイトを中心に活動する宮下 遊が遂にメジャー1stアルバムリリース。
「え?あぁ、そう。」「セクト」「メアの教育」等の代表曲をはじめ、ボカロPのMah書き下ろし、バルーンとの共作等新曲も多数収録。

EXIT TUNESより引用

 

 

1.セクト

2.古書屋敷殺人事件

3.ONE OFF MIND

4.レッド・パージ!!!

5.九龍レトロ

6.Fool Definition

7.え?あぁ、そう。

8.花瓶に触れた

9.愛して愛して愛して

10.メアの教育

11.忘却日記

12.身体の分解と再構築、または神話の円環性について

13.砂嵐

14.夜の反芻は空白を待つ

 

一通り聴いてみて、全体的に非常に高いクオリティーで作られた1枚だった。

宮下遊の持つ独特な雰囲気と独創的な音楽性が良く表現されている。メジャーアルバムを出すにあたって彼の音楽性はどこまで表現されるのか…と少し心配になったものの杞憂であった。

大体アルバムとなると外れ曲があるものだが、14曲という多い曲数ながらいまいちな曲が1曲もない。全曲通してまるで一つの物語を聴いているような完成度である。

(何年か前にとある歌い手のCDを購入した際は、当たり曲と外れ曲の差がひどかった…)

 

3曲目「ONE OFF MIND」は本家楽曲を聴いたことがある方なら分かるがとても難しい楽曲だ。ジャズのような雰囲気から何度も曲調が変わり、中毒性の高いサビへと移行する複雑な構成である。そんな曲もまるで自分の持ち曲であるかのように歌い上げている。低い声から高い声まで様々な声色を聴くことができ、改めて彼の表現性の高さに脱帽する1曲だ。

 

6曲目「Fool Definitionは他の収録曲と比べ知名度も低いいわゆる隠れた名曲的な楽曲であるが、なぜこんな曲が埋もれているのだ…と思ってしまうほど良い。

インドなどを思わせる民族風な曲調とダブステップが合わさって、彼の歌い方とマッチしておりとてもかっこいい。6分と比較的長い曲だが飽きる事なく聞き続けられる。

 

13曲目Mahさん書下ろしである「砂嵐」は、落ち着いた曲調でまるで女性なのではないかと錯覚してしまうほどの綺麗な歌声で表現されている。Mahさんは楽曲もさることながら動画のクオリティもとても高いのでチェックしてほしい。

 

14曲目バルーンさんとの共同制作曲である「夜の反芻は空白を待つ」は、宮下遊・バルーン両名の個性が最大限に発揮されており、このアルバムの中で一番気に入った楽曲である。

※ちなみに反芻とは「一度飲んだ食べ物を口の中に戻し楽しむ」だとか「繰り返し考える」という意味がある。

 

他にも「古書屋敷殺人事件」「九龍レトロ」は新緑のため、動画版とはアレンジが変わっていたりと一度聴いたことがある曲でもまた楽しめるようになっている。

九龍レトロのラストはそうアレンジするのか!とかなり驚いた。

 

宮下遊ファンなら買って損は無いどころか、100%満足できる1枚に仕上がっている。「歌い手」というカテゴリーに属する彼に良い印象を持っていない人もいるかもしれない。だがこのアルバムを聴いていただければ彼が「歌い手」というカテゴリーを飛び越え「アーティスト」と呼べるほどのセンスの持ち主であることが分かるはずだ。

気になった人はぜひとも購入してみてほしい。

 

 

【追記】

「砂嵐」と「夜の反芻は空白を待つ」がカラオケ配信されてるらしい!

あんな難しい曲素人では歌えないのでは…

 

 

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