個人的に選ぶフリースタイルダンジョン3rd seasonの名勝負BEST10【感想】
どうもイジと申します。今回はフリースタイルダンジョンの話題。
今月の放送にて、最強無敵無敗のラスボスであった般若が晋平太に敗れ、なおかつモンスター達の引退が発表されるという怒涛の展開が起きてしまいました。そんな中AbemaTVにてジブさんの厳選による3rd season神回BEST10という特別番組が放送されるとのこと…
情報解禁‼️『#フリースタイルダンジョン』のオーガナイザー・Zeebraが、激ヤババトル連発の3rd seasonから #フリスタ神回BEST10 を厳選🙌一体、どのバトルを選んだのか?
— AbemaTV@今日の番組表から (@AbemaTV) 2017年7月21日
前編は8月5日よる10時から放送▷https://t.co/0qhg1IOLul pic.twitter.com/6plWhLFQrf
8月5日のこの放送の前に、”(私が)個人的に”選んだフリースタイルダンジョン3rd seasonの名勝負BEST10を書いていきたいと思います。
(※1on1、チーム戦関係なく選んでます。モンスターは赤字、チャンジャーは青字で書いてあります。敬称略。)
- 【10位】T-Pablow&CHICO CARLITO vs クリティカルヒッターズ(PONY、句潤)
- 【9位】Dragon One vs FORK
- 【8位】T-Pablow&CHICO CARLITO vs 戦極北関東選抜(SAM、MAKA)
- 【7位】漢 a.k.a GAMI vs KIKUMARU
- 【6位】T-Pablow vs 裂固
- 【5位】R-指定&サイプレス上野&T-Pablow vs 戦極ライマ―ズ(MC KUREI、SAM、9for)
- 【4位】般若 vs NAIKA MC
- 【3位】FORK vs NAIKA MC
- 【2位】漢 a.k.a GAMI vs 晋平太
- 【1位】R-指定 vs 呂布カルマ
- おまけ【BEST10に入れたかった試合】
【10位】T-Pablow&CHICO CARLITO vs クリティカルヒッターズ(PONY、句潤)
第10位はフロウ巧者として知られるPONY、句潤がダンジョンにリベンジしにきたこの勝負。以前番組内でパブロとサ上に敗れているPONY的には3度目の正直といった感じでしょうか。ダンジョンでは珍しく韻よりもフロウが重視された試合で、特に句潤とチコが場を盛り上げていたように感じます。ターンが回ってくるごとにそれぞれが自分なりのフロウで盛り上げなければならないとてもハードルの高い試合でした。ただ呂布カルマ戦の後にこれを放送したのは…ちょっとタイミング悪いよね。
PONYはなぜダンジョンだと調子が悪いのか…新モンスター相手ならワンチャン?
【9位】Dragon One vs FORK
9位は隠れモンスターとして現れたDragon OneとFORKとのバトル。両者ともに圧倒的な韻の量、とにかく八小節踏みまくりのこのバトルは聴いていて気持ちがいい。手数で圧倒するDragon Oneと重い一撃を放つFORKという、韻にこだわる2人のスタイルの違いが面白い勝負です。「何を言うのかお前に任せるよ あの時代なら一週間以内に刺されるぞ」こんな言葉がFORKから放たれるの本当にずるいと思う。単純にかっこよすぎる。
FORK相手に隠れモンスターというプレッシャーを背負い戦ったDragon Oneは本当にすごい。Dragon Oneはまたチャレンジャーで挑戦するのを希望。
【8位】T-Pablow&CHICO CARLITO vs 戦極北関東選抜(SAM、MAKA)
8位はSAM×MAKAの2on2を見ることができたこのバトル。SAMとMAKAは「栃木2000万パワーズ」としてAsONEでも大活躍しているコンビです。インタビューにてパブロとチコの若手タッグを指名し、圧巻のチームワークを見せつけ勝利しました。MAKAのレゲェなフロウとSAMの韻のバランスが最高で、それに対してモンスター側は少し押されている感がありましたね。
チコとパブロのタッグは今後も見てみたかったなぁ。AsONEとかに出てくれないかなと淡い希望を抱いています。
【7位】漢 a.k.a GAMI vs KIKUMARU
7位は3rd season一番最初に放送された試合。今人気を誇っているKANDYTOWNがダンジョンに登場とのことで注目を集めました。分かりやすい韻を並べながら壇上でのパフォーマンスも含め上手く盛り上げるKIKUMARUに対し、当時話題になっていたKNZZとのbeefの話題を匂わせたり、KIKUMARUの後ろを歩きながら「お前のことを今も追いかけてるぞ後ろからそっとな」とユニークなラインを吐いていく漢さん。そして最後に落とした「KANDYTOWN この場でノックダウン」で一発クリティカル。
チーム戦が始まったばかりだったため、チャレンジャーは3人で来てるのにも関わらず初戦1on1で負けたら残り2人は出番なしで退場なのか…と驚いた記憶があります。
【6位】T-Pablow vs 裂固
5位は若手ラッパー同士の対決。どちらも高校生ラップ選手権の優勝者ということで、対決が待ち望まれていた組み合わせでもありました。この試合も押韻対決で、パブロ裂固ともに韻の踏み方やビートアプローチが多彩…。特に裂固はDragon Oneに負けず劣らずの韻の量で手数がものすごいです。
別の試合になってしまいますがKOKでのサ上戦も半端ないくらい踏んでましたし。裂固は人間性も良いし、実力も申し分ないため新モンスターに選ばれてもおかしくないと思う。
【5位】R-指定&サイプレス上野&T-Pablow vs 戦極ライマ―ズ(MC KUREI、SAM、9for)
5位のこの試合は過去記事にて書いているため詳しくは割愛しますが、ダンジョンの3on3の中で一番の名勝負だったと思います。6人それぞれに名場面があり、どちらが勝ってもおかしくないようなバトル。グダグダになりがちなチーム戦で、しっかりと盛り上げることができるSAMと9forの実力には脱帽でした。CHICOみたいなダンジョンで活躍した若手枠としてSAMもモンスターにならないかな…。
他に3on3で好きなのはLiquid21やICE BAHNあたりですかね。スーサイダ―ズやアマチュアクルーあたりはもったいない終わり方だったと思います。
【4位】般若 vs NAIKA MC
4位はNAIKAと般若との勝負。全部先行取って熱々のバイブスで攻めていくNAIKA、それに対し自分も熱い想いをぶつけていく般若という、生で観ていたら興奮しすぎて倒れてしまうんじゃないだろうかと思うような名勝負。1試合目のB-BOYイズムからビートも豪華で、初っ端のサンプリングにはぶっとんだ。個人的に2ROUND目の「ギドラにBUDDHAに般若にMC漢に狂ったのはアンタらのせいだ 責任取ってもらうぜ」というNAIKAの言葉にクリティカルをくらいました。喋ってるだけといわれがちですが、やはりNAIKAには言葉のセンスがありますよね。
vs般若の試合では焚巻かNAIKAが良かったと思います。すうくん・じょうは見てて面白い試合ではなかったなぁと。晋平太との試合も良かったのですが、やはりラスボスの負ける姿は見たくなかったというのが本音ですね。
【3位】FORK vs NAIKA MC
4位に続きまたもやNAIKAの試合、パンチラインフェチズの2試合目ですね。貫禄の韻をみせる隠れモンスターFORKと、ラップの内容で攻めていくNAIKAというこれぞスタイルウォーズの戦い。特に1ROUND目のFORKがキレキレで「相当冷める/そっと納める」の流れは誰もが上がったことは間違いない。そんな完璧な韻を放つFORKでさえも、NAIKAのバイブスと熱さの前には敵いませんでした。この勝負の勝敗は本当に賛否両論だったんですが、実際に現場にいないとNAIKAの魅力というか熱量は完全には伝わらないのかもしれませんね。
パンチラインフェチズはここでの勝利が大きかったと思います。FORKを倒した時点で観客を味方につけたというか、モンスターがアウェイの雰囲気になったように感じました(実際に生で観てたわけではないですけど)Rとの試合でもR-指定の韻で湧きづらくなってるような印象でした。
【2位】漢 a.k.a GAMI vs 晋平太
これはテレビで放送してしまっていいのか…と思うほどバチバチのバトルです。かねてから因縁のある2人がダンジョンという大舞台で激突することになるとは。このバトルに関しては多く語ることはしませんが、晋平太が相手だったからあそこまで強い漢さんを見ることができたのだと思います。勝敗については賛否両論、審査員f**kな感じでした。
【1位】R-指定 vs 呂布カルマ
1位はRと呂布カルマの勝負。UMB2014では呂布カルマが惜しくも敗れてしまったためリベンジマッチとなります。このバトルのR-指定はすさまじく強く、呂布カルマから出る言葉一つ一つをすべて拾い丁寧にアンサーしていきます。そして最後に放った「的場浩司/名古屋コーチン/佐村河内/役所広司」のラインはダンジョン至上屈指のパンチラインでしょう。
韻を踏みながら相手にアンサーを返し論破する、それってめちゃくちゃ難しいんですよね。どちらか一方になりがちというか、韻を踏みたいがために本来考えている事とは違うことを口走ってしまいがちです。それが呂布カルマがバトル中に放った「韻の弾み」というものでしょう。それがこのバトルのR指定には無かった。韻を踏みアンサーを返しさらにユーモアもある、MCバトルの完璧な形だったと思います。
漢とパブロをサクッと倒しDOTAMAと接戦を繰り広げた呂布カルマを完全に論破していくその姿はまさに”モンスター”でした。
おまけ【BEST10に入れたかった試合】
R-指定 vs 歩歩、R-指定 vs TKda黒ぶち、サイプレス上野 vs 晋平太、R-指定&DOTAMA vs 根深い人(たまちゃん、KMC)、DOTAMA&CHICO CARLITO vs 梅田サイファー(peko、Kenny Does)、DOTAMA vs CIMAなど…
モンスターの中では一番DOTAMAが好きなのにも関わらず、BEST10にDOTAMAのバトルが入らなかった…。
3rd seasonになってからのDOTAMAって、チーム戦の大黒柱的な役割でしたよね。Rが1on1の強敵だとすれば、DOTAMAはチーム戦の強敵という印象があります。パブロやCHICOみたいなかっこいいラップする中に、彼のような盛り上げ役がいるとバランスがとても良い。モンスターズウォーでせいこうさんが言ってたように、ストレートばかりの中変化球を落とすDOTAMAの役割は彼独自の魅力でしょう。
とりあえず勢いのまま全10試合の感想なんかも書いてみましたがいかがだったでしょうか?チーム戦という新ルールには賛否両論ありましたが、私個人としては好きでした。隠れモンスターもチーム戦に参加するなど面白い要素もあり良かったと思います。ただ同じ組み合わせが多すぎて(大体ドタマ、チコ、パブロ)、見ることのできなかった組み合わせがあるのが残念でした(R×チコ、ドタマ×サ上、R×ドタマ×パブロなど)。
般若の発言からすると初期モンスターは引退となり、新しいモンスターによる新しいフリースタイルダンジョンが始まるみたいです。ラスボスは般若のままということで一応新モンスターの予想を軽くしておくと、
R指定枠(超強い人)→FORK or 呂布カルマ or TKda黒ぶち
漢さん枠(怖い人)→輪入道 or CIMA
サ上枠(おもしろおじさん)→崇勲
パブロ枠(期待の若手)→裂固 or じょう or 9for
CHICO枠(最近上昇中)→SAM
DOTAMA枠(ユーモア+強い)→NAIKA MC
こんな感じかなと思ってます。隠れモンスター or ダンジョンで活躍した人から選抜しました。
これからもフリースタイルダンジョンは見続け、書けるときにはこのブログにて感想を書いていきたいと思います。あと観覧行きたい絶対に。
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